別れさせ工作を依頼すべく検索をはじめると、すぐに幾つもの口コミサイトが引っかかることと思います。ただ、その多くがステマ（ステルスマーケティング）サイトであると指摘できます。この記事では、なぜ別れさせ屋の口コミサイトの多くがステマサイトであるのかについて説明します。
なぜ口コミは別れさせ屋の広告として積極的に使われるのか？
バンドワゴン効果の大きい広告手法
「多数が支持しているのならいいものであるはず」と感じ、自分も支持したくなる。このような心の動きをバンドワゴン効果と言います。あまり身近なサービスとは言えない「別れさせ屋」「復縁屋」では、この手法の広告に費用が投じられています。
大っぴらに話される類のサービスではない
別れさせ屋や復縁屋を使っていることを公言する知人や友人はなかなかいないでしょう？ またいざ自分が利用したとして、その体験を自分が特定されるような場で話したがる人もなかなかいないと思います。となると、ネット上の情報を頼りにするわけです。口コミは「別れさせ屋」「復縁屋」にとって相性のいい広告手法であると言えます。
誰かが利用しているという安心感や信頼感を抱かせることができる
口コミは自分の意見や経験を共有することなので、「他の人も使っている」という証明でもあります。特にそのサービスの利用を考えている人にとっては、他の人々が良い経験を共有していることは、利用決断に影響を与えます。人々は他の成功事例を見て、自分も同様の良い経験を期待することができるのです。
一般的な宣伝の場合、興信所や探偵は自社やサービスを最良のものとして描写しようとする一方で、口コミは依頼した人たちの経験に基づいています。実際どのように感じたか、どのような経験をしたかを示す具体的な情報であるため、これから依頼しようとする人にとっては「使える情報」として機能するのです。
検索エンジン最適化（SEO）で認知される
別れさせ屋というサービスを利用する人は多くはありません。また利用するとしても生涯を通じて1回ということが珍しくないサービスです。そのため依頼者が業者に出会う手段として、インターネットがもっとも簡単で安価で、一般的な手段になります。
業者としては依頼者を獲得するために、検索エンジンでの表示を最適化し、別れさせ屋関連のキーワードで高いランキングを獲得することを目指しています。自社HPで集客しようとすると、検索回数の高いワードを使うことに限界がありますが、ステマサイトであれば、「別れ」や「不倫」に関するコンテンツの大量掲載が自然にできます。これにより、検索エンジン経由でサイトにアクセスするユーザーが増加し、さらにランキングサイトに仕立て、1位、2位に自社を配置すれば、有益な流入を得ることができます。
法的な制約とリスク回避
別れさせ屋の活動は法的にも倫理的にも疑念を抱かれることが多く、顧客と提供者の両方にとって法的リスクが高い業界です。そのため、多くの別れさせ屋関連のウェブサイトは、法的な制約やリスク回避のために匿名性を保つため、出せる情報が限られます。ステマサイトは、匿名性を維持しながら、情報発信しやすい手段として利用されています。
ステマサイトの見抜き方
ステマサイトは、適当な口コミや評判を投稿し、自身を信頼性の高い情報源と見せかけ、自社の信頼性を高めるために様々な手法を駆使します。
特定の興信所・探偵がランキング上位に固定されている
コンテンツの構成として設定する必要のない場所に上位の興信所や探偵を表示する固定枠があります。
メディアのテーマとコンテンツがズレている
一部のステマサイトの運営者は、自社の利益を最優先に考え、倫理的な観点を度外視しています。失恋や不倫に悩む人のサイトと謳いながら、結局は別れさせ屋や復縁屋についてのコンテンツを挙げ続けるようなサイトは「失恋」「不倫」などの検索回数の多いワードで、見込み客を誘導し、自社に流そうとするサイトのつくりをします。
他の口コミサイトも同様の業者とランキングの構成になっている
別れさせ屋関連のステマサイトは、自社が上位に設定できればいいわけで、実際のデータを集めなくてもいいわけです。となると、比較対象となる他社の情報は他の口コミサイトからもってきていることが少なくないです。
広告費用にコストを投じ過ぎている業者に注意
興信所や探偵、なかでも「別れさせ屋」「復縁屋」はそもそもの市場規模が大きい業界ではないため、顧客の取り合いが起きています。そのため一部の業者や、サービスそのものへの投資ではなく、口コミサイトや広告の制作に経営資本を投じてしまうということが起きるのです。
探偵.jpでは探偵事務所に対して電話リサーチし、そのなかでおすすめの興信所・探偵をお伝えします。
とはいえご自身やその課題との相性も大切。今回紹介する興信所・探偵だけではなく、ネットの情報、電話相談や対面相談で、自分にあった興信所・探偵を見つけてください。
また実際に依頼して「ここはいい」、もしくは「ここは口コミや面談と異なって、詐欺だった」という興信所や探偵を見つけたら、お問合せフォームからお知らせください。
